「福岡のうどんはコシがない」——そんな常識は、ここ天神では半分正解で、半分間違いです。
天神エリアは、昔ながらの「やわふわ博多うどん」を守る老舗と、近年急増中の「豊前裏打会(ぶぜんうらうちかい)」や「讃岐系」といった「コシあり進化系」がしのぎを削る、まさに日本屈指のうどん激戦区です。
しかし、天神の街は地下街やビルが入り組んでおり、「行きたい店にたどり着けない」「雨の日に外を歩きたくない」という悩みもつきもの。
本記事では、ランチタイムの行列店から、出勤前に染みる「朝うどん」、飲んだ後の「〆うどん」まで、天神エリアの厳選15店以上を網羅。
さらに、
- 好みの麺が一目でわかる「タイプ別比較表」
- 迷路のような天神でも安心な「雨に濡れない地下直結リスト」
を作成しました。今日の気分と天気にぴったりの一杯が、必ず見つかります。
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【チャートで診断】あなたはどっち派?「やわふわ博多麺」vs「コシ進化系」
まずは自分の好みの「麺」と「出汁(スメ)」の傾向を知りましょう。
天神のうどん店は、大きく分けて「やわふわ(博多伝統)」と「コシあり」の2大勢力に分かれます。
▼ 天神うどんタイプ別比較表
| 縦軸(コシ)\ 横軸(出汁) | あっさり(透明・節系) | しっかり(醤油・甘め) |
| 強コシ(讃岐・裏打会) | 武膳(パルコ) | 博多さぬきうどん 能古うどん(細麺・コシ強) |
| 中庸(バランス) | ウエスト | 大福うどん |
| やわふわ(博多伝統) | 博多ごろうどん 博多やりうどん | 因幡うどん 弥太郎うどん みすゞ庵 花びし |
よかとこ福岡編集部のアドバイス:初めて福岡のうどんを食べるなら、まずは右下の「やわふわ×しっかり出汁」(因幡うどん等)を体験してください。麺がスープを吸ってふわふわになる独特の食感は、他県では味わえない文化体験です。逆に「うどんは喉越し!」という方は、左上の「武膳」などがおすすめです。
【フォトジェニック対決】やりうどん vs 裏打会!進化した「ごぼう天」の美学
福岡うどんの代名詞「ごぼう天」。実は店によって形状が全く異なります。天神で体験できる、視覚的インパクト抜群の2大ごぼう天を紹介します。
1. 槍(やり)型:博多やりうどん(ソラリアステージ)
- 特徴:店名の通り、長さ約32cmの「槍」のようなごぼう天が丼を横断します。
- 食感:煮込んだごぼうを揚げているため、中はホクホク、衣はサクサク。
- 写真映え:★★★★★(圧倒的長さ)
2. 円盤(えんばん)型:武膳(福岡パルコ)
- 特徴:「豊前裏打会」特有のスタイル。薄くスライスしたごぼうを、丼の蓋のように巨大な円盤状に揚げています。
- 食感:パリパリのスナック感覚。スープに浸して溶かしながら食べる「食感のグラデーション」が楽しめます。
- 写真映え:★★★★★(圧倒的面積)
【雨の日も安心】天神駅直結!地下街・ビルから一歩も出ずに行ける名店リスト
天神の地下は迷宮ですが、ここさえ押さえておけば雨の日も濡れずに移動できます。各路線の改札や地下街から直結しているビルごとの名店リストです。
▼ 【ソラリアステージ B2F】(西鉄・地下鉄改札直結)
一番アクセスが良い「食の聖地」。ランチ時は混みますが回転も速いです。
- 因幡うどん:博多のド定番。提供スピード神速。
- 博多やりうどん:槍型ごぼう天ならここ。テーブル席あり。
▼ 【福岡パルコ B1F】(地下鉄空港線直結)
若者や観光客が多く、一人でも入りやすい雰囲気です。
- 武膳(ぶぜん):透明感のある細麺と巨大ごぼう天。
▼ 【天神ビル B1F】(地下街 北エリア直結)
ビジネスマンの聖地。昭和レトロな雰囲気が残る食堂街です。
- 能古(のこ)うどん:古式切り麦製法による、コシのある細麺。
▼ 【アクロス福岡 B2F】(地下街 東エリア直結)
地下鉄「天神駅」からは少し歩きます(徒歩5分)が、地下道で繋がっています。
- 実演手打うどん 杵屋:安定の味。落ち着いて食事ができます。
▼ 【天神地下街】
- だし茶漬け+肉うどん えん:朝8時から営業。出汁にこだわる優しい味。
【老舗の味】これぞ博多のソウルフード。優しすぎる出汁に溺れる「やわ麺」
「噛まなくていい」と言われるほど柔らかい麺と、昆布・カツオ・イリコなどが複雑に絡み合う黄金色の出汁(スメ)。疲れた胃に染み渡る優しさです。
1. 因幡(いなば)うどん ソラリアステージ店
創業昭和26年。博多うどんの原点にして頂点。釜揚げした麺を一度水で締めず、そのまま茹で湯につけておく「釜揚げ牧」製法を守り続けています。そのため、麺はふわふわで滑らか。
- 🥢 麺:超やわらか
- 🍤 ごぼう天:丸天(練り物)型ではなく、太めの拍子木切りかき揚げ。
- 📍 場所:ソラリアステージB2F(直結)
2. 博多ごろうどん
新天町のすぐそば。バランスの良い「進化系博多うどん」。博多うどん特有の「やわらかさ」の中に、もちっとした弾力を残しています。
- 🥢 麺:やわもち
- 📍 場所:天神2丁目(新天町近く)
3. 弥太郎うどん
24時間営業の聖地。天神南の「〆」といえばここ。演歌が流れる昭和な店内ですする一杯は格別。出汁は少し濃いめで、お酒の後に最高です。※現在は営業時間が変更になっている場合があるため要確認。
- 🥢 麺:やわふわ
- 🍤 おすすめ:海老天うどん(ごぼう天も人気)
- 📍 場所:渡辺通5丁目(天神南駅すぐ)
【コシあり派】博多でも噛みごたえが欲しい!「讃岐・能古・裏打会」の実力店
「やっぱりうどんは喉越しとコシ!」という方にはこちら。博多にいながら、エッジの効いた麺を楽しめます。
1. 能古(のこ)うどん 天神ビル店
博多湾に浮かぶ「能古島」発祥のコシあり細麺。「博多うどんは太くてやわらかい」という常識を覆す、白くて細い、ツルツルとした麺が特徴です。冷たい「たらいうどん」でその真価を発揮します。
- 🥢 麺:細麺・強コシ
- 📍 場所:天神ビルB1F(直結)
2. 武膳(ぶぜん) 福岡パルコ店
麺が透き通る?!「豊前裏打会」の芸術品。北九州発祥の流派。熟成させた麺は半透明で、独特のモチモチ感と強いコシがあります。巨大な円盤ごぼう天と共にどうぞ。
- 🥢 麺:半透明・モチモチ・細麺
- 📍 場所:福岡パルコ本館B1F(直結)
3. 博多さぬきうどん 西通り大名店(⚠臨時休業中)
店名の通り、博多と讃岐のハイブリッド。讃岐のコシと博多の優しさを融合させた独自の麺。太めで食べ応えがあります。
- 🥢 麺:太麺・コシあり
- 📍 場所:大名1丁目(西通り近く)
【朝うどん】出勤前・観光のスタートに。朝8時から開いている&24時間の店
福岡の朝はうどんで始まります。朝食利用できる貴重な店舗です。
▼ 天神エリア 朝うどんタイムライン
| 時間 | 店名 | 特徴 |
| 24h | ウエスト 天神店 | 福岡県民の生活インフラ。夜勤明けや早朝出発に。居酒屋メニューも24時間。 |
| 24h | 弥太郎うどん | 天神南エリア。※清掃時間等で一時閉店の場合あり。 |
| 08:00 | だし茶漬け+肉うどん えん | 天神地下街。優しい出汁でヘルシーな朝食。 |
| 10:00 | 因幡うどん(各店) | ブランチ利用に。開店と同時に賑わいます。 |
よかとこ福岡編集部メモ:大手チェーン「ウエスト」は、天神店(国体道路沿い)なら24時間営業(日曜夜など一部除く)。かき揚げは揚げたて、ネギは入れ放題です。
【うどん居酒屋】〆までこれ一軒!天神の夜を彩る「飲めるうどん屋」
福岡独自の文化「うどん居酒屋」。美味しいおつまみでお酒を飲み、移動せずにそのままうどんで〆るスタイルです。
1. 釜喜利(かまきり)うどん
大名の路地裏にある、センス抜群のうどん居酒屋。「雲仙ハムカツ」や「ゴマサバ」など、福岡の酒飲みが愛するメニューがズラリ。〆には「すだちかけうどん」がさっぱりして最高です。
- 🍺 居酒屋度:★★★★★
- 📍 場所:大名1丁目
2. 博多うどん酒場 和八(わっぱち) 天神今泉店
創作天ぷらや刺身も充実。広めの席があり、グループでの飲み会にも使えます。
- 🍺 居酒屋度:★★★★☆
- 📍 場所:今泉1丁目
【天神うどん迷宮攻略マップ】現在地から最短ルートで名店へ!
天神の街は地下街やビルが複雑に入り組んでおり、「地図アプリを見ていても迷ってしまう」という声をよく聞きます。そこで、本記事で紹介した厳選店をプロットした「天神うどん完全攻略マップ」を作成しました。
- 青ピン: 伝統の「やわふわ博多麺」
- 黄ピン: 喉越し重視の「コシあり進化系」
- 緑ピン: 〆までこれ一軒「飲めるうどん屋」
- 紫ピン: 24時間・朝から開いている店
地元民が教える「博多うどん」の美味しい食べ方&マナー
博多うどんを120%楽しむためのローカルルールを紹介します。
- 「やわ麺」は飲み物: 博多うどんはスープをどんどん吸います。お喋りに夢中になっていると、麺が膨張してスープがなくなります。「提供されたらすぐ食べる」が鉄則。
- 「かしわおにぎり」はマスト: うどんのお供には、いなり寿司ではなく「かしわおにぎり(鶏の炊き込みご飯)」を頼むのが福岡流。出汁との相性が抜群です。
- 「柚子胡椒」で味変: 卓上には七味だけでなく、柚子胡椒が置かれている店が多いです。後半に少し入れると、味が引き締まって2度楽しめます。
天神うどんに関するよくある質問(FAQ)
【天神うどん決定版】やわ麺派?コシ派? 地元民が教える「系統別」名店チャート&雨に濡れない駅近マップ
再開発で変わりゆく天神の街ですが、今回ご紹介したお店は、地元民の胃袋を掴んで離さない確かな名店ばかりです。お店選びに迷った際は、今の気分に合わせて「系統」を思い出してください。
- やわふわ博多伝統(因幡うどん、やりうどんなど)
- 福岡の文化を味わいたい・疲れている時
- 出汁が染みたふわふわの麺が、心と体を癒してくれます。
- コシ進化系(武膳、能古うどんなど)
- 喉越しを楽しみたい・新しい食感を体験したい
- 透明感のある麺や、強烈なコシが特徴の実力派が揃っています。
- うどん居酒屋・朝うどん(釜喜利うどん、ウエストなど)
- お酒と一緒に・早朝からガッツリ食べたい
- 天神ならではの多様なうどんの楽しみ方がここにあります。
天神地下街を賢く使えば、どんな天気でも最高の一杯にたどり着けます。ぜひこの記事を参考に、あなたにとっての「天神うどんNo.1」を見つけてくださいね。
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