福岡のお土産売り場に立ったとき、ふと手が止まる瞬間があります。「あれ? 『博多美人』と『博多の女』、名前も形も似ていない?」と。
実はこの2つ、地元民でも一瞬「どっちだっけ?」となるほど存在が近い銘菓ですが、中身は「洋菓子」と「和洋折衷」で全くの別物です。
この記事では、福岡在住の編集部が2つの銘菓を実際に食べ比べ、味・食感・贈る相手ごとの選び方を徹底解説します。「職場にはどっち?」「お茶請けには?」そんな迷いを3分で解決しましょう。
【30秒で解決】「博多美人」と「博多の女」の違い早見表
結論から言うと、
中にクリームが入っているのが『博多美人』
羊羹(ようかん)が入っているのが『博多の女』
です。
まずは以下の比較表で、それぞれのスペックを確認してください。
| 項目 | 博多美人 (Hakata Bijin) | 博多の女 (Hakata no Hito) |
| メーカー | はかたや本舗 | 二鶴堂 (Nikakudo) |
| 中身 | なめらかクリーム | 小豆羊羹 (ようかん) |
| 生地 | ふんわりバームクーヘン | しっとりバームクーヘン |
| 味の系統 | 洋風(ケーキ寄り) | 和洋折衷(お茶菓子寄り) |
| 定番の味 | バニラ、イチゴ | プレーン、あまおう苺ミルク |
| 食感 | 軽くてソフト | 密度があり、しっとり |
| あわせて飲みたい | コーヒー、紅茶、牛乳 | 緑茶、ほうじ茶 |
一見似ていますが、「クリーム派」か「羊羹派」かで選べば間違いありません。どちらも一口サイズで食べやすく、個包装されている点は共通しています。
よかとこ福岡編集部メモ:どちらも「博多人形」をモチーフにした女性のイラストが描かれていますが、絵のタッチもよく見ると異なります。
1. 中身が決定的に違う!「クリーム」か「羊羹」か
最大の違いは、バームクーヘンの中心にあります。
それぞれの断面を見てみると、その個性がはっきりと分かります。
博多美人:軽やかな洋風クリーム
「博多美人」の特徴は、生地の中になめらかなクリームが入っていることです。
バニラクリームは口どけが良く、全体的に「小さなロールケーキ」のような洋菓子の味わい。
生地も気泡を含んでふんわりとしており、軽い食感が楽しめます。甘さは控えめで、コーヒーや紅茶によく合います。
博多の女:しっとり濃厚な羊羹
一方、「博多の女」の最大の特徴は、バームクーヘンの穴に羊羹(ようかん)を流し込んでいる点です。
バームクーヘンの卵の風味と、羊羹の小豆の甘さが絶妙にマッチ。
水分量が多めでしっとりとした重厚感があり、一つ食べた時の満足感が高いのが特徴です。
こちらは断然、日本茶との相性が抜群です。
- 博多美人 = ふわふわ × クリーム(洋)
- 博多の女 = しっとり × 羊羹(和+洋)
編集長 僕はコーヒーが好きだから、つい『博多美人』を手に取っちゃうな。
私の祖母は『博多の女』一択です。あの羊羹のしっとり感がたまらないそうで、渋いお茶と一緒に食べるのが至福だとか。
2. パッケージと個包装の違いをチェック
お土産として配る際に重要な「見た目」と「コスパ」についても比較します。
どちらも素晴らしいコストパフォーマンスを誇りますが、デザインの雰囲気が少し異なります。
個包装のデザイン
- 博多美人:フィルム包装で、中身が透けて見えるタイプではありません。博多織のような柄と、少しレトロで可愛らしい博多人形のイラストが特徴。
- 博多の女:こちらも中身は見えませんが、少し高級感のある和紙風のフィルムや、しっかりとした包み紙が使われることが多いです(サイズにより異なる)。「二鶴堂」のロゴが目印です。
入り数とコスパ(ばらまき適正)
どちらも多人数への「ばらまき土産」として非常に優秀です。
1個あたりの単価はどちらも数十円〜と手頃ですが、サイズ展開が豊富です。
- 博多美人: 6個入〜40個入など。軽量なので数が多くても持ち運びが楽です。
- 博多の女: 6個入〜40個入など。箱詰めされた状態だと、羊羹の分だけずっしりとした重みを感じます。
※価格や入り数は変更になる場合があるため、購入時に店頭でご確認ください。
3. 地元民が教える「こんな時はこっち」の選び分け
「違いはわかったけど、結局どっちを買えばいい?」
そんな方のために、地元民が実践しているシチュエーション別の使い分けをご紹介します。
【博多美人】がおすすめのシーン
- 小さいお子さんがいるご家庭へ羊羹よりもクリームの方がお子様には馴染みがあり、喜ばれやすい傾向にあります。
- 職場で大量に配る必要がある時とにかく軽くて数が入っているため、大人数のオフィスへのお土産に最適です。
- コーヒーブレイクのお供に3時のおやつとして、コーヒーやカフェオレと一緒に楽しみたい方に。
【博多の女】がおすすめのシーン
- 年配の方や和菓子好きの方へ羊羹の上品な甘さは、目上の方への手土産としても安心感があります。
- 「福岡土産の王道」を渡したい時博多の女はCMソングも含めて知名度が抜群。「これこれ!」と喜んでもらえます。
- しっとり系スイーツが好きな方へパサつきのない、密度の高い食感を求める方にはこちらがおすすめ。
4. 購入場所は? どちらも博多駅・空港で買える?
基本的に、この2大銘菓は福岡の主要なお土産売り場であれば、ほぼどこでも購入可能です。
主な購入スポット
- 博多駅
- マイング博多駅名店街
- 博多デイトス(みやげもん市場)
- 駅構内のキヨスク各店
- 福岡空港
- 国内線ターミナル各お土産店(ANA FESTA、BLUE SKYなど)
- 高速道路
- 古賀SA、基山PAなどの主要サービスエリア
購入時の注意点
売り場では、両製品が隣同士や近くの棚に並んでいることがよくあります。
急いでいるとパッケージの「博多◯◯」という文字だけ見て間違えてしまうことも。
買う直前に、「メーカー名(はかたや本舗 or 二鶴堂)」と「中身の写真(クリーム or 羊羹)」を指差し確認することをおすすめします。
編集長 売り場のお姉さんに『クリームの方ください』『羊羹の方ください』って聞くのが一番確実かも。
確かに! それなら絶対間違えませんね。
FAQ:よくある質問
まとめ:迷ったら「両方買い」もアリ
「博多美人」と「博多の女」。
似ているようで中身は全く異なるこの2つは、どちらも長年福岡で愛され続けてきた銘菓です。
- ふんわりクリームで洋風気分のときは「博多美人」
- しっとり羊羹で和風気分のときは「博多の女」
どちらも6個入りなどの小箱サイズ(数百円程度)から販売されています。
迷ってしまったら、自分用に小さいサイズを両方買って、「食べ比べ」を楽しんでみてはいかがでしょうか?
「私はこっち派!」と会話が弾むのも、これらのお土産が持つ素敵な魅力の一つです。
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