「博多に来たら、まずは餃子ば食べんと!」
ジュワッと音を立てて運ばれてくる熱々の鉄なべ餃子か、スナック感覚で無限に食べられる一口餃子か。博多の夜は、この「究極の二択」から始まります。
旅行ガイドやランキングサイトには数多くの店が並びますが、実は地元民は「誰と行くか」「どのエリアにいるか」で店を明確に使い分けています。
本記事では、数ある名店の中から「地元民が友人を連れて行く間違いのない店」を厳選。
ビール片手にハシゴするもよし、白ごはんとガッツリいくもよし。あなたの胃袋を掴んで離さない、最高の博多餃子体験へご案内します。
【基礎知識】博多餃子が愛される3つの理由
なぜ博多の餃子は小さく、そして鉄鍋に乗っているのでしょうか? 美味しさの背景には、博多特有の「屋台文化」と「せっかち気質」が関係しています。
屋台生まれの「一口サイズ」と「鉄なべ」
博多餃子のルーツは昭和20年代、屋台から始まったと言われています。
- 一口餃子
屋台の狭いスペースでも食べやすく、提供時間を短縮するために小さくなりました。「ビールのアテ」として進化したため、皮は薄くパリッとしています。 - 鉄なべ餃子
お喋りに夢中になっても「最後まで熱々のまま食べてほしい」という店主の想いから生まれました。揚げ焼きに近いカリカリの食感が特徴です。
酢醤油だけじゃない?「柚子胡椒」の魔法
博多の餃子店では、卓上に必ずと言っていいほど「柚子胡椒(ゆずこしょう)」が置かれています。
多くの店では「タレに溶かす」のではなく「餃子に直接のせる」のが通の食べ方。ピリッとした辛味と柚子の香りが、豚肉の脂をさっぱりと洗い流し、次の一口を誘います。店によっては、タレに最初から柚子胡椒が溶け込んだ「赤い柚子胡椒ダレ」を提供するところもあります。
【比較】あなたはどっち派?博多2大スタイルの特徴
「ガッツリ食事として楽しみたい」のか、「飲みながらつまみたい」のか。あなたの今の気分に合わせて選んでください。
| 特徴 | 一口餃子(旭軒・宝雲亭etc) | 鉄なべ餃子(祇園鉄なべetc) |
|---|---|---|
| 食感 | パリッ・サクッ(皮薄め) | カリカリ・熱々(皮厚め) |
| 提供スタイル | 丸い小皿(1人前〜OK) | 黒い鉄鍋(2人前〜が基本) |
| 利用シーン | 0次会、2軒目、〆の一皿 | 1軒目のメイン、宴会 |
| 合うお酒 | ビール、ハイボール、焼酎 | ビール一択(熱さを中和!) |
| ニンニク | 控えめな店が多い | ガツンと効いている店が多い |
選び方のヒント:
- 「とりあえずビール!」なら → 一口餃子
- 「今日は餃子を食べるぞ!」という決意なら → 鉄なべ餃子
今回ご紹介しているお店を、地図でもまとめました。場所の確認にご活用ください。
博多駅「筑紫口」周辺(飲み屋街側)の名店
新幹線改札がある「筑紫口(ちくしぐち)」側は、夜になると赤提灯が灯る飲み屋街です。サラリーマンの熱気に包まれながら、ワイワイ食べるのに適したエリアです。
博多餃子舎 603 筑紫口店(種類豊富な創作系)
「大人数で迷ったらここ」と言える、使い勝手抜群のお店です。
特徴:スタンダードな一口餃子だけでなく、「明太チーズ餃子」や「黒豚餃子」などバリエーションが豊富。餃子以外のもつ鍋や居酒屋メニューも充実しており、1軒目で完結できます。
味わい:皮はもっちり系。餡はジューシーで、創作系でも具材の味がしっかり感じられます。
| 項目 | 詳細情報 |
| ソロ難易度 | ★★☆(カウンターあり) |
| 営業時間 | 17:00〜24:00(要確認) |
| アクセス | 筑紫口から徒歩3分 |
| 予約 | 可(週末は必須) |
| 公式サイト | https://foryou-group.co.jp/brandfc/fukuoka/entry-59.html |
餃子屋 弐ノ弐(にのに) 博多駅地下街店
「圧倒的なコスパと活気」で、若者や地元サラリーマンに絶大な人気を誇ります。
特徴:ハッピーアワー(店舗・時間要確認)の安さが衝撃的。焼き餃子だけでなく、プリプリの「水餃子」も名物です。アジアの屋台に迷い込んだような賑やかな内装も魅力。
味わい:小ぶりながらニンニクとニラが効いたパンチのある味。パリパリの羽根がついた焼き餃子は、ビール泥棒そのものです。
| 項目 | 詳細情報 |
| ソロ難易度 | ★☆☆(賑やかだがカウンターあり) |
| 営業時間 | 11:00〜23:00 |
| アクセス | 博多駅直結(地下街) |
| 注意点 | 行列必至。早めの時間が吉。 |
| 公式サイト | https://www.ninoni.jp/ |
博多駅「博多口」周辺(オフィス側)の名店
駅ビルやバスターミナルがある「博多口(はかたぐち)」側は、オフィス街としての顔を持ちます。仕事帰りの一人飲みや、出張者がサクッと立ち寄れる名店が潜んでいます。
旭軒(あさひけん) 駅前本店
博多の夜を知る大人が「最後に行き着く店」の一つ。創業から変わらない昭和の風情が漂います。
特徴:暖簾をくぐると、カウンターには名物の「手羽先」が山積みになっています。餃子が焼けるのを待つ間、この冷たくて旨味の詰まった手羽先を齧るのが旭軒の流儀。
味わい:親指サイズの極小餃子。皮の焦げ目が香ばしく、餡は野菜中心であっさり。1人でも2〜3人前(20〜30個)はペロリといけます。柚子胡椒は「赤」を使用。
| 項目 | 詳細情報 |
| ソロ難易度 | ★★★(一人客多し、相席文化あり) |
| 営業時間 | 15:00〜24:00(日曜定休の場合あり) |
| アクセス | 博多口から徒歩4分 |
| 必食 | 焼餃子、手羽先、酢モツ |
| 公式サイト | 092-451-7896 ※サイトなし |
博多餃子 游心(ゆうしん)
「隠れ家でゆっくり味わいたい」という方におすすめ。住吉神社の近くにあり、落ち着いた雰囲気です。
特徴:鉄板ではなく、美しい陶器の皿で提供されます。餃子のヒダが美しく、丁寧な仕事ぶりが光ります。
味わい:豚骨スープを練り込んだ餡はコクがあり、タレなしでも美味しいほど。皮のモチモチ感と底のカリカリ感のバランスが絶妙です。
| 項目 | 詳細情報 |
| ソロ難易度 | ★★★(静かで入りやすい) |
| 営業時間 | 17:00〜24:00 |
| アクセス | 博多口から徒歩10分 |
| 公式サイト | http://yuu-shin.jp/ |
【聖地巡礼】祇園・中洲エリアの「伝説」を食べる
博多駅から徒歩10〜15分、あるいは地下鉄で1駅。「祇園(ぎおん)」周辺は、博多の歴史と祭りの中心地であり、鉄なべ餃子の聖地でもあります。
博多祇園鉄なべ
福岡の鉄なべ餃子といえばここ。開店前から行列ができる伝説店です。
特徴:店内に入ると、お母さん店員たちの威勢の良い声が飛び交います。壁一面には著名人の写真がズラリ。
注意点:「餃子の追加注文はできません」というルールがある場合が多いため、最初に「食べられるかな?」と思う量の1.5倍を頼むのが正解です。
味わい:揚げ焼きのようにカリッカリに焼かれた皮の中は、熱々の餡。火傷に注意しながら頬張れば、ニンニクの香りが爆発します。
| 項目 | 詳細情報 |
| 待ち時間 | 開店30分前推奨(休日は1時間待ちも) |
| ソロ難易度 | ★★☆(カウンターあるが混雑) |
| 場所 | 地下鉄「祇園駅」すぐ |
| 公式サイト | https://www.tetsunabe.co.jp/ |
宝雲亭(ほううんてい) 中洲本店
「一口餃子発祥」を謳う、中洲の夜の守り神のような存在です。
特徴:中洲のネオン街の入り口にあり、深夜まで営業。飲んだ後の〆に立ち寄る地元民で常に賑わっています。
味わい:皮が非常に薄く、餡は玉ねぎと合挽き肉の甘みが特徴。ニラ卵とじやレバテキなど、酒飲みを泣かせるサイドメニューも秀逸です。
| 項目 | 詳細情報 |
| 営業時間 | 17:30〜深夜(要確認) |
| ソロ難易度 | ★★★(カウンターでサクッと) |
| 場所 | 中洲川端駅から徒歩5分 |
| 公式サイト | https://hountei.com/ |
【地元民の日常】チェーンだけど侮れない!福岡のソウルフード
観光ガイドのトップには載らないかもしれませんが、福岡県民のDNAに刻まれている味があります。
TEMUJIN(テムジン)
特徴:福岡市内に複数店舗展開。最大の特徴は、豚肉ではなく「牛肉」をたっぷり使った餡。
味:野菜多めで甘みが強く、いくらでも入ります。たっぷりの酢醤油をつけて食べるのがテムジン流。
黒兵衛(くろべえ)
特徴:こちらも老舗。手作り感のある素朴なフォルムと、少し厚めの皮が特徴。
【お土産・通販】自宅で再現!博多の味お取り寄せ5選
「現地で食べたあの味が忘れられない」「お土産に買って帰りたい」という方へ。通販やお土産で購入可能な博多餃子リストです。
| ブランド名 | 特徴 | 購入場所・形態 |
| 博多もつ鍋やまや | 黒豚一口餃子。皮がパリッとしており、明太子セットも人気。 | 博多駅構内・通販 |
| 博多祇園鉄なべ | お店の味をそのまま冷凍。鉄鍋がなくてもホットプレートで再現可。 | 店舗直販・公式通販 |
| 宝雲亭 | 伝統の薄皮餃子。特製タレと柚子胡椒付き。 | 公式通販・百貨店 |
| 博多餃子舎603 | 種類豊富。もちもち皮の冷凍餃子が人気。 | 公式通販 |
| 努努鶏(ゆめゆめどり) | ※番外編※ 冷やして食べる手羽先。餃子のお供に最適。 | 博多駅構内 |
🥟 編集部コラム:編集長とライターの「今日の〆餃子」対談
編集長記事書いてたら口が完全に餃子になったね。今日はどこで締める?
私はやっぱり『旭軒』の手羽先からの餃子ルートですね。あのスピード感が仕事終わりにはたまらないんですよ。
編集長渋いね(笑)。僕は筑紫口の『弐ノ弐』で水餃子かな。あそこのパクチー乗せが好きでね。餃子って店ごとに文化が全然違うから面白いよね。
本当ですね。読者の皆さんにも、ぜひ自分の『推し餃子』を見つけてほしいです!
FAQ:博多餃子に関するよくある質問
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注意: 営業時間や定休日は祝日や季節により変動する可能性があります。必ず公式サイトまたはお電話でご確認ください。

