福岡の秋は短いですが、その色彩は驚くほど濃密です。
都心から地下鉄で行ける静寂の日本庭園、燃えるような赤に染まる「筑前の小京都」、そして樹齢400年を超える大楓の圧倒的な存在感。
本記事では、2025年の最新見頃情報をベースに、地元編集部が厳選した20スポットを徹底解説します。単なるリストではなく、
- 渋滞に巻き込まれない攻略法
- 車なしで巡るバス旅ルート
- 撮影後に立ち寄りたい絶品ランチ
まで網羅しました。今の福岡の「旬」を、五感で味わう旅へ出かけましょう。
【2025速報】福岡県内の紅葉見頃・色づき状況ステータス
まずは現在の状況をチェックしましょう。気候により変動するため、お出かけ直前の確認が必須です。
| エリア | スポット名 | 色づき状況 | 例年の見頃 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 糸島 | 雷山千如寺 | 🔴 見頃 | 11月中旬 | 落葉始まりつつあり |
| 朝倉 | 秋月城跡 | 🟡 色づき始め | 11月下旬 | 今週末〜来週ピーク予想 |
| 太宰府 | 竈門神社 | 🟡 色づき始め | 11月中旬 | ライトアップ開催中 |
| 福岡市 | 友泉亭公園 | 🟢 青葉混じり | 11月下旬 | 色づき進行中 |
| 北九州 | 河内藤園 | 🔴 見頃 | 11月中旬 | 秋は予約不要 |
| 添田町 | 英彦山 | 🟤 落葉近し | 11月上旬 | 山頂付近は終了 |
編集部メモ:今年は残暑の影響で、平野部の色づきが例年より1週間ほど遅れています。11月末〜12月頭が最大のピークになりそうです。
福岡の紅葉スポットを、場所がひと目で分かるように地図にまとめました。
迷ったらココ!福岡の紅葉「絶対外せない」ベスト5
時間が限られている方へ。「ここに行けば間違いない」という福岡を代表する絶景スポットを5つ厳選しました。
1. 雷山千如寺大悲王院(糸島市)
樹齢400年を超える県指定天然記念物「大楓」は圧巻の一言。お堂の中から眺める庭園は、まるで額縁に入った絵画のような美しさです。
見どころ: 大楓、心字庭園、五百羅漢
注意点:週末の日中は激しい渋滞が発生します。朝9時の開門前到着が鉄則です。
2. 秋月城跡(朝倉市)
「筑前の小京都」と呼ばれる城下町。漆黒の「黒門」と、燃えるような紅葉のコントラストは福岡随一のフォトスポットです。
見どころ: 黒門周辺、杉の馬場
楽しみ方: 散策後は、名物の「葛餅」で一服するのが定番コース。
3. 宝満宮 竈門神社(太宰府市)
「鬼滅の刃」聖地としても有名ですが、秋は参道が「紅葉のトンネル」に変わります。夜間のライトアップは幻想的で、デートにも最適です。
見どころ: 参道階段、ガラス張りの授与所
アクセス: 太宰府天満宮からコミュニティバス「まほろば号」で約10分。
4. 紅葉八幡宮(福岡市早良区)
その名の通り、紅葉の美しさで知られる神社。住宅街の中にありながら、境内は別世界。最新技術を使った「プロジェクションマッピング御朱印」も話題です。
見どころ: 境内一面のモミジ、夜間ライトアップ
利便性: 地下鉄「藤崎駅」から徒歩圏内とアクセス抜群。
5. 友泉亭公園(福岡市城南区)
旧黒田藩の別邸跡。大広間から眺める庭園の紅葉は、静寂そのもの。池に映り込む「逆さ紅葉」も見逃せません。
見どころ: 池泉回遊式庭園、抹茶体験
おすすめ: 鯉の餌やりができるため、子連れでも楽しめます。
【福岡市エリア】仕事帰りや買い物ついでに。都心の紅葉&庭園
遠出が難しくても大丈夫。福岡市内には、地下鉄やバスで気軽に立ち寄れる名所が点在しています。
都心のオアシスで「静寂」を味わう
天神・博多から30分圏内とは思えない、落ち着いた時間が流れています。
| スポット名 | 最寄駅・アクセス | 特徴 | 料金 | 公式サイト |
|---|---|---|---|---|
| 友泉亭公園 | バス「友泉亭」すぐ | 本格的な日本庭園と抹茶 | 大人200円 | https://yusentei.fukuoka-teien.com/ |
| 松風園 | バス「松風園前」すぐ | 茶室から見る紅葉の侘び寂び | 大人100円 | https://shofuen.fukuoka-teien.com/ |
| 楽水園 | 博多駅より徒歩10分 | オフィス街の隠れ家 | 大人100円 | https://rakusuien.fukuoka-teien.com/ |
| 舞鶴公園 | 地下鉄「大濠公園」 | お堀の水面に映る紅葉 | 無料 | https://www.midorimachi.jp/maiduru/ |
| 大濠公園日本庭園 | 地下鉄「大濠公園」 | 築山林泉回遊式の優美さ | 大人250円 | https://www.ohoriteien.jp/ |
編集部のおすすめ立ち寄りプラン
午前: 大濠公園でジョギング&紅葉鑑賞
ランチ: 大濠テラスで公園を眺めながらカフェタイム
午後: 日本庭園へ移動し、本格的な紅葉狩り
編集部コメント:紅葉八幡宮に行くなら、近くのパン屋「紺青(こんじょう)」へ。ハード系のパンを買って、高取山公園で食べるのが地元流です。
【糸島エリア】圧巻の「雷山」と海沿いドライブ紅葉
おしゃれなカフェ巡りで人気の糸島ですが、秋は「山側」が主役になります。
雷山千如寺大悲王院(詳細攻略)
前述の通り、福岡No.1の人気スポット。樹齢400年の大楓は、散り際の「赤い絨毯」も見事です。
拝観料: 400円(入山料100円含む)
駐車場: あり(無料・坂道注意)
混雑回避: 11月の土日は、朝10時には駐車場待ちの列ができます。9:00の開門と同時に入るのがベスト。
知る人ぞ知る「穴場」スポット
- 雷神社(いかづちじんじゃ):千如寺からさらに奥へ。樹齢900年のイチョウと観音杉があります。人は少なめで厳かな雰囲気。
- 伊都国歴史博物館周辺:高台からの眺めと紅葉がセットで楽しめます。
ドライブ注意点:週末の夕方、福岡方面へ帰る「今宿道路」は激しく渋滞します。あえて日没まで海辺のカフェで過ごし、時間をずらして帰るのも賢い選択です。
【太宰府・筑紫野】歴史と紅葉のコントラスト。竈門神社・天満宮
太宰府天満宮にお参りして終わり、ではもったいない。少し足を伸ばせば、さらなる絶景が待っています。
宝満宮 竈門神社
縁結びの神様としても有名ですが、秋の参道は圧巻です。夜はライトアップされ、昼間とは違う妖艶な雰囲気に包まれます。
ライトアップ期間: 2025年11月16日(土)〜12月1日(日) ※予定
点灯時間: 日没〜21:00
光明禅寺(苔寺)
苔と紅葉のコントラストが見事な「一滴海庭」が有名です。
※2025年現在、改修工事等のため拝観状況に変更がある可能性があります。訪問前に最新情報をご確認ください。
【朝倉・筑後】筑前の小京都「秋月」とハゼ並木の絶景
歴史情緒を感じたいなら、このエリア一択です。
秋月城跡(朝倉市)
黒門周辺の紅葉は必見ですが、城下町全体の雰囲気も楽しんでください。
アクセス: 甘木鉄道「甘木駅」から甘木観光バス「秋月」行きで約20分。
駐車場: 町営駐車場(1日500円)など多数あり。
柳坂曽根の櫨並木(久留米市)
約1.1kmにわたり、ハゼ(櫨)の木が続く並木道。モミジとは違う、深みのある赤色が特徴です。
見頃: 11月中旬〜下旬
イベント: 毎年11月に「柳坂ハゼ祭り」が開催され、地元野菜の販売などで賑わいます。
【北九州・筑豊】白野江植物公園と英彦山の壮大な山紅葉
自然の中でダイナミックな紅葉を楽しみたい方へ。
北九州市立白野江植物公園(門司区)
周防灘を見下ろす丘にある植物公園。約800本のモミジやイロハモミジが時期をずらして色づくため、長期間楽しめます。
種類: イロハモミジ、ヤマモミジなど約60種類
入園料: 大人300円
おすすめ: 入口広場の紅葉トンネルは絶好の撮影スポット。
英彦山(添田町)
かつての修験道の聖地。山全体が色づく様は神々しささえ感じます。
スロープカー: 銅の鳥居から神宮奉幣殿まで、紅葉の中を空中散歩できます。
注意: 標高が高いため、平地より見頃が早いです(11月上旬ピーク)。防寒対策を忘れずに。
【車なし派へ】博多・天神発!バスと電車で行く紅葉モデルコース
「レンタカーがないと不便?」そんなことはありません。
公共交通機関だけで、効率よく紅葉とグルメを楽しむ「太宰府満喫ルート」を提案します。
| 時間 | 行程 | ポイント | 交通費目安 |
|---|---|---|---|
| 10:00 | 西鉄福岡(天神)駅 発 | 特急・急行で二日市乗換 | 420円 |
| 10:30 | 太宰府駅 着 | 参道で焼きたての梅ヶ枝餅をパクり | – |
| 11:00 | 太宰府駅前バス停 | コミュニティバス「まほろば号」乗車 | 100円 |
| 11:15 | 竈門神社 着 | 紅葉のトンネル・本殿参拝・撮影 | – |
| 12:30 | バスで太宰府駅へ戻る | – | 100円 |
| 13:00 | 太宰府天満宮周辺でランチ | 親子丼や合格ラーメンなど | 1,500円〜 |
| 14:30 | 光明禅寺 or 九州国立博物館 | 徒歩圏内で芸術と紅葉の秋を楽しむ | – |
| 16:00 | 西鉄太宰府駅 発 | 天神へ戻る | 420円 |
編集部アドバイス:竈門神社行きのバスは紅葉シーズンに混雑します。天気が良ければ、太宰府駅から徒歩(約30〜40分)で登るのもハイキング気分で楽しいですよ。
【夜紅葉】幻想的なライトアップ・竹灯り開催スポットまとめ
仕事帰りやデートに。夜にしか見られない幽玄の世界です。
| スポット | 開催期間(予定) | 時間 | 特徴 | 公式サイト |
|---|---|---|---|---|
| 紅葉八幡宮 | 11/22〜11/30 | 日没〜21:00 | 境内全体が光に包まれる「もみじ祭」 | https://momijihachimangu.or.jp/ |
| 宝満宮竈門神社 | 11/16〜12/01 | 日没〜21:00 | 参道のグラデーションが美しい | https://kamadojinja.or.jp/ |
| 友泉亭公園 | 要確認 | 要確認 | 池に映る逆さ紅葉(年により開催変動) | https://yusentei.fukuoka-teien.com/ |
| 御船山楽園 | 11/07〜12/08 | 17:30〜22:00 | 佐賀県武雄市だが福岡から行く価値あり | https://www.mifuneyamarakuen.jp/ |
| 清水寺本坊庭園 | 11月下旬 | 日没〜 | みやま市。室町時代の名庭園をライトアップ | https://www.kiyomizudera-fukuoka.com/ |
【編集部コラム】「雷山」と「秋月」の渋滞を避けるための3つの鉄則
編集長とライターが、毎年の悩みである「紅葉渋滞」について本音トーク。
編集長「福岡の紅葉はきれいだけど、たどり着くまでが修行」ってよく言われるよね。特に雷山と秋月。
「雷山千如寺」への一本道は、昼に行くと本当に動きませんよね。私の経験上の鉄則は「平日」「雨上がり」「開門前」です。
編集長それ最強だね。特に「9時の開門前」は絶対。10時を過ぎると駐車場待ちで30分以上は覚悟しないといけない。秋月はどう?
秋月は、思い切って「甘木鉄道+バス」のパーク&ライドがおすすめです。車なら、メインの駐車場より手前の臨時駐車場に停めて、少し歩く方が結果的に早いことが多いですよ。
編集長なるほど。景色を見る前に疲れ果てないよう、計画的に動くのが「大人の紅葉狩り」だね。
福岡の紅葉に関するよくある質問(FAQ)
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