福岡の夜、お店選びでスマホとにらめっこしていませんか?「せっかく福岡に来たのだから、絶対に美味しいものが食べたい」。そう思って検索しても、出てくるのは大手チェーンやランキングサイトばかり。本当に知りたいのは、地元民が日常的に通い、県外の友人が来た時に自信を持って連れて行く「間違いない店」のはずです。
本記事では、福岡在住の編集部が自腹で通い詰めた「ハズレなしの実力店」だけを厳選しました。
この記事で分かること
- 観光・接待で「絶対に外さない」王道の海鮮・もつ鍋店
- 地元民に愛される、安くて旨い「日常使い」の酒場
- 予約が取れない人気店に滑り込むための具体的なコツ
地図や表を交えながら、2026年最新の「福岡の夜の歩き方」をご案内します。もう、貴重な一食を無駄にはさせません。
【エリア別】福岡の夜はこう攻める! 天神・博多・中洲の特徴と移動距離
福岡の繁華街は非常にコンパクトです。
主要エリアである「博多」「天神」「中洲」は、すべて半径2km圏内に収まっています。タクシーなら1,000円〜1,500円程度、地下鉄なら5分ほどで移動可能です。
まずは、夜のシーンに合わせたエリアの使い分けを押さえましょう。
| エリア | 特徴 | こんな時におすすめ | 移動の目安 |
|---|---|---|---|
| 博多駅周辺 | ビジネス・交通拠点 | 出張帰りのサク飲み、新幹線前の食事 | 空港から地下鉄5分 |
| 中洲・西中洲 | 観光・大人の夜 | 接待、デート、屋台体験、川沿いの夜景 | 博多・天神から徒歩圏内 |
| 天神・大名 | 若者・トレンド | 買い物帰り、同僚との飲み会、最新グルメ | 地下鉄「天神駅」中心 |
| 赤坂・薬院 | 食通・隠れ家 | 落ち着いて食事を楽しみたい、深夜の〆 | 天神からタクシー1メーター |
編集長東京や大阪の感覚だと『移動が大変そう』と思いがちだけど、福岡はハシゴ酒が基本だよね。
そうですね。博多で一次会をして、中洲の屋台を経由し、最後は天神でラーメン…という黄金ルートも、移動時間が短いからこそ可能です。
まずは“福岡名物”で勝つ。県外客をもてなす「王道にして最強」の3軒
「福岡に来たからには、美味しい魚ともつ鍋が食べたい!」
そんなゲストの期待を120%満たすのが、こちらの3軒です。味はもちろん、「福岡らしい活気」という体験もセットで提供できます。
せいもん払い(中洲川端)
玄界灘の幸が輝くショーケース。予約必須の「博多海鮮」最高峰。
「とりあえずここに行けば間違いない」と地元民が口を揃えるのが、中洲の名店『せいもん払い』です。
店内に入るとまず圧倒されるのが、カウンターにずらりと並んだ新鮮な魚介類。まるで市場のような光景に、連れて行ったゲストのテンションも確実に上がります。
メニューは活き造りから煮付け、焼き物まで幅広く、どれも鮮度が段違い。「博多の魚はなぜ美味いのか」を、舌で直接理解できるお店です。
▼店舗データ
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| エリア | 地下鉄「中洲川端駅」徒歩5分 |
| 予算目安 | 6,000円〜8,000円 |
| 名物 | 活き造り、ゴマサバ、海鮮コロッケ |
| 公式サイト | https://fazg900.gorp.jp/ |
編集部メモ:予約の「18:30の壁」
このお店、予約を受け付けるのは「17:00〜18:30入店」の枠までです。それ以降は来店順の案内となるため、人気店ゆえに行列必至。確実に座るなら、早めの時間帯を押さえるのが鉄則です。日曜定休にも注意。
海鮮屋 はじめの一歩(博多)
タレの旨さが別格。名物「ごまさば」で感動させるならここ。
博多駅からのアクセスが良く、観光客にも地元サラリーマンにも愛される人気店です。
ここの真骨頂は、なんといっても「ごまさば」。脂の乗ったサバに、お店特製の甘めのタレとすりごまがたっぷり絡みます。このタレだけで酒が飲めると評判です。
2025年にはキャナルシティ博多近くに新店舗を展開するなど、勢いも止まりません。個室も完備されているため、落ち着いて話したい夜にも重宝します。
▼店舗データ
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| エリア | 博多駅博多口 徒歩5分 |
| 予算目安 | 5,000円〜6,000円 |
| 名物 | ごまさば、活イカの姿造り、里芋の唐揚げ |
| 公式サイト | https://hajimeno-ippo.info/ |
編集部メモ:ごまさばは「取り置き」推奨
天然のサバを使用しているため、入荷状況によっては早い時間に売り切れることも。予約の電話の際に「ごまさばとイカは食べたいです」と伝えて取り置きしてもらうのが、福岡の呑兵衛の常識です。
博多もつ鍋 やま中(赤坂/博多)
「もつ鍋=大衆料理」の概念を覆す、豪華絢爛な味噌の聖地。
県外の方を連れて行くと、まず内装に驚かれます。
特に赤坂本店は、まるでホテルのロビーのような重厚でクラシカルな雰囲気。ここで味わう「味噌もつ鍋」は、ニンニクが効きつつも上品でクリーミーな味わいです。
もつ鍋といえば醤油味も人気ですが、やま中に来るなら「味噌一択」。他店とは一線を画す濃厚なスープは、一度食べると忘れられないインパクトを残します。
▼店舗データ
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| エリア | 赤坂(本店)、博多駅筑紫口(博多店) |
| 予算目安 | 5,000円〜7,000円 |
| 注意点 | 赤坂本店は高校生未満の入店不可(博多店はOK) |
| 公式サイト | https://motsunabe-yamanaka.com/ |
編集長やま中の味噌もつ鍋は、もはや『やま中』という別の料理ジャンルだと思ってる。
分かります。あの濃厚スープで煮込んだちゃんぽん麺での〆が、また最高なんですよね。
安くて旨くて、活気がある。地元民が日常使いする「酒場のリアル」
高級店ばかりが福岡ではありません。
安くて、早くて、活気がある。そんな「酒場の熱気」を楽しみたい時におすすめの3軒をご紹介します。
博多漁家磯貝 しらすくじら(博多駅/天神)
出張族の救世主。駅直結で「玄界灘」をクイックに味わう。
博多駅のエキサイド店などは、夕方になると出張帰りのスーツ族で溢れかえります。
魅力は圧倒的な「コスパ」と「提供スピード」。有名店「磯貝」の系列だけあって魚の質は確かですが、雰囲気はパイプ椅子が並ぶ屋台スタイル。
新幹線の時間まであと1時間…という状況でも、刺身とビールをサッと楽しめる使い勝手の良さが魅力です。
▶公式サイト:https://www.hakata-isogai.net/
食堂うめぼし(天神・大名)
昼15時から乾杯!若者に大人気の「ネオ大衆酒場」筆頭格。
天神・大名エリアで今、最も勢いのあるお店の一つです。
「食堂」と名乗っていますが、実態は昼の15時から飲める最高の大衆酒場。大きな暖簾と活気ある店内は、若い女性グループからお一人様まで、あらゆる客層を受け入れます。
名物「肉豆腐」は味が染みっ染み。写真映えするサワー類も豊富ですが、料理の味は本格派で、酒飲み心をくすぐるメニューが揃っています。
▶公式サイト:https://www.instagram.com/shokudou.umeboshi/
角屋(天神)
昭和へタイムスリップ。食券・相席・立ち飲みのディープな聖地。
おしゃれな店は求めていない、とにかく安く、地元の空気に触れたい。そんな方は天神のど真ん中にある『角屋』へ。
ここは「食券制」の居酒屋です。自販機でチケットを買い、カウンターで交換。基本は相席や立ち飲みスタイル。
生ビールや焼酎が驚くほど安く、おつまみも数百円から。隣のおじさんと自然と会話が生まれるような、古き良き博多の酒場文化がここに残っています。
▶電話番号:092-732-7900
デートや接待、少し背伸びしたい夜に。「大人の隠れ家」枠
賑やかなのも良いけれど、記念日や大切な話をする夜には「雰囲気」も重要です。
味のレベルはそのままに、空間の質も高い2軒をセレクトしました。
小野の離れ(赤坂/舞鶴)
入り口が見つからない?隠れ家で味わう、コスパ最強の海鮮コース。
「え、ここから入るの?」と戸惑うような路地や建物の奥にある、まさに隠れ家。
ランチの海鮮丼が有名ですが、夜のコースこそ真骨頂です。旬の魚介をふんだんに使った料理が次々と運ばれてきますが、その価格設定は「この値段でいいの?」と心配になるレベル。
「博多 炉端 魚男」の遺伝子を継ぐ、エンターテインメント性と実力を兼ね備えた名店です。
▼店舗データ
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| エリア | 赤坂・舞鶴エリア |
| シーン | 接待、デート、食通の友人との会食 |
| 注意点 | 場所が分かりにくいので、Googleマップでの事前確認必須。 |
| 公式サイト | https://ono-group.com/restaurant/ono-no-hanare-hakata-terroir/ |
博多ほたる(西中洲/天神)
那珂川の夜景と高坂鶏。西中洲らしい「大人な夜」を演出。
天神と中洲の間にある「西中洲」は、落ち着いた大人が集うグルメエリア。
『博多ほたる』は、そんな西中洲の雰囲気を体現するお店です。特に「高坂鶏(こうさかどり)」の刺身や炭火焼きは絶品。
店舗によっては那珂川を臨む席もあり、夜景を見ながらゆっくりと博多グルメを堪能できます。もつ鍋も一人前から頼めることが多く、色々なものを少しずつ食べたい女性客にも好評です。
▶公式サイト:https://www.behappy-obu.co.jp/hotarunishinakasu
編集長西中洲エリアって敷居が高いイメージがあるけど、ほたるは使いやすいよね。
そうなんです。高級感はあるけど緊張しすぎない、絶妙なバランスがデートや女子会にぴったりです。
福岡の夜は終わらない。深夜24時以降もOK!締めのラーメン
福岡の飲み会には「一次会で終わる」という辞書はありません。
深夜まで営業しており、最高の「〆(シメ)」が待っているお店へご案内します。
長浜屋台 やまちゃん(天神・中洲)
店内に漂う豚骨臭が食欲を刺激。屋台発祥のラーメン居酒屋。
もともとは長浜の屋台から始まった名店。現在は店舗として営業していますが、中に入ると強烈な豚骨の香りが出迎えてくれます(これが苦手な人は注意!でも、好きにはたまりません)。
居酒屋メニューも豊富で、特に「牛サガリの串焼き」をつまみに焼酎を飲み、最後に長浜ラーメンで締めるのが鉄板のスタイル。深夜2時過ぎでも満席になるほどの熱気があります。
▶公式サイト:https://nagahama-yamachan.co.jp/
【Q&A】福岡の居酒屋事情、よくある質問に編集長が答えます
福岡への旅行前に知っておきたい「酒場の常識」をまとめました。
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